2011年11月30日水曜日

【本】鉄の骨(池井戸潤)

直木賞作家池井戸潤さんの『鉄の骨』がようやく文庫化されましたので、読んでみました。ちなみに昨年夏にNHKでTVドラマ化されていて、その時から興味のあった小説です。
読後感を簡単に書いておくと、池井戸さんが本当に正しいこととは何かと葛藤しながら、立ち返るのはやはり公平公正な競争であったということだったのでしょう。「談合」という、一見業界全体を調整で救い共存共栄を目指していく日本特有の旧来からのシステムは、しがらみや利害関係、業界を守るためになかなか抜け出せないだけの悪しき風習であったようです。

この「談合」をテーマに主人公の平太が悩みながら沢山の人々とのかかわりの中で成長していくのがこの本のテーマだったようですが、社会人10年目の私にとっては、平太の先輩である西田吾郎の立ち振る舞いや仕事っぷり、考え方や発言にはっとさせられ、色々と振り返るきっかけになったのかと思います。
印象的だったのが、地下鉄工事発注のためのコストダウンが限界になりながら、さらなるコストダウンを他部署の部長から強要されたときに、彼ははじめこそ憎まれ口だけ言っていたのが突然理路整然とそのコストダウンの限界について説明し、更に誰もが納得せざるを得ないような対案を出してメンバー全員を納得させてしまったシーンです。仕事の中でできないことに対してああだこうだと言い訳がましく自己を正当化することは誰にでもあることだと思いますが、この西田はなぜダメか、そして代わりにどういう方法があるのかというところまで結論を出してしまうところがすごいのです。
実はこれは尾形常務の指示だったようですが、それを忠実にこなしてしまうあたりが、西田のTHEサラリーマンたる所以だと思います。

色々と思うところもありつつ、この本を読んでいてやはり感じてしまったのが、ゼネコン業界というのはやはり成熟している、そしてゼネコン構造と言われる我々のIT業界は未熟だなーということでした。コストに対する考え方や見積基準、設計手法や品質管理といった項目が非常に高い次元で標準化されているからこそ「入札」という制度が成り立つのであって、我々IT業界、特にソフトウェア業界ではこのレベルに達するにはあと何十年必要なのか途方に暮れてしまいます。ただし、このような状況が逆に言うとこの産業の繁栄につながるのかもしれません。今は何が正しいかわかりませんが、いつしか「談合」が悪いことであると誰もが認識できるような絶対的な基準が我々の業界にもできてくれればいいのに切に願います。そのためにはユーザー(発注者)側もITシステムというものに対して理解を深めるべきだと思うのです。

話は横道に逸れましたが、この『鉄の骨』はこのような性質の小説なので、『空飛ぶタイヤ』に比べて全体的に流れる後ろめたい空気感が世界観を作り出しています。そして、ひたすら純粋な平太やその世界に染まったと思わせる西田や他の登場人物も、その中で必死にもがいている姿がよく描かれている良作だと思います。仕事にもがき苦しんでいるサラリーマン(特に10年選手)は必読です。


2011年11月6日日曜日

【映画】モテキ

※ネタバレあり

映画モテキをようやく見ました!
なかなかロングヒットを続けているようですがそろそろ上映終盤戦のようで、私の地元幕張でも夕方一本しかやっていませんでしたので、娘を実家に預けて見てきました。

話はドラマ版から数年後の世界つまりリアルタイムな現在を描いた物語で、しっかりとtwitterやらナタリーやら、ポップカルチャーを背景に登場人物たちが縦横無尽にオシャレスポットを駆けまわる世界観が表現されていました。
藤本がPerfumeと踊り狂ったのは、あれはさいたまスーパーアリーナ周辺ですね。あそこは天気がいいと最高の場所です。ちなみに、東京事変『キラーチューン』のPVもあそこで撮影されています。幸世とみゆきがデートしていたおしゃれ立ち飲みBARはどこでしょう。恵比寿あたりでしょうか。愛が登場したガールズバーは三宿に実在するらしいです。などなど、今回もドラマのときと同じようにこうやって印象的なスポットが虚構現実問わずたくさん登場したのでした。
しかしながら、やはり全体的な構成として映画向けにまとめられてしまったなぁと苦言を呈してみると、

  • 中盤以降、幸世の脳内ひとりごとが聞こえなくなってシリアスになりすぎ
  • なんかよくわからないがハッピーエンドっぽい終わり方
  • 結局幸世がみゆき一途だったのは、ちょっとありえない

ドラマのモテキを見ている人間としては、やはり映画がシリアスすぎた感があります。特に中盤以降はもうちょっと笑いを取ってほしかったです。それと、幸世のキャラは、どっちつかずであっちもこっちも好きで結局誰も選べないっていうのが定石であるべきだと思いました。そんなところに多くの同世代の男性が共感し、多くの同世代の女性が興味深く見守ったはずだから。

とは言いつつも、やっぱりこのドラマというか映画の醍醐味のひとつである音楽については最高に楽しめました。一番鳥肌もんだったのがくるりの『東京』が流れ出したシーン。知っている曲の良さを再認識。このドラマというか映画を見ていると、自分版モテキ音楽をMIXしてみたい衝動に駆られますね。

2011年10月30日日曜日

Japan IT Week 2011 秋

10/26にJapan IT Week 2011 秋に行ってきましたので、全体的な俯瞰ということで記しておこうと思います。

今回も目的はクラウド コンピューティングEXPOだったわけですが、前回に比べて展示会は大幅に縮小傾向でした。今回会場自体が3分の1ぐらいになっていたように感じたのですが、この出展比率をどうやって事前に予測していたのかっていうのは知りたいですね。全体として言えるのが春はこぞって出展していたIaaS事業者がほとんど出ていなかった。amazonとかniftyなんか前回(春)は気合入ってたのに、ブースすらなかった。。。これが何を意味するのかはちょっと現時点ではよくわかっていません。誰か教えてほしいです。いずれにしろクラウドの熱狂も冷めて、実際に業務に適用する際にどうやっていくのかっていうのを冷静に見る段階に入ってきたのかもしれないですね。これからクラウド(IaaS)が本格的に業務利用されるってことだと、個人的には前向きに捉えて歓迎しています。

さて、次。

今回は展示場の規模感もあり、ちょっとスマートフォン&モバイルEXPOにも顔出してみました。実は発注やらSFAやらのアプリケーションを見に来た顧客ユーザー部門のマネージャーと一緒に回ったのですが、明らかにそういう雰囲気ではなかったのが印象的でした。今回の展示会は全体的にユーザーフレンドリーではなかった。
逆に言うと、スマホやタブレットが本格的にビジネスシーンに入ってきているというのを感じました。というのも
  • スマホやタブレットの監視セキュリティアプリ
  • スマホやタブレットを企業ネットワークに参加させる機器やソフト
が今回の展示のメインコンテンツであったように感じます。これって、すごいことだと思います。今まではなんとなくおーい流行りだからとりあえず面白いアプリ作っとけよみたいな風潮だったのが、ビジネスで使うためのインフラを整えようよって動きになってきたことで、時代を一歩進めるためには避けては通れない道なわけです。(個人的には監視やられたら怖いですけどね。)
ユーザーフレンドリーではないと言った所以は、こういった傾向は完全に情報システム部門やシステムベンダーの仕事であって、ユーザー部門が考えることではないということです。

最後に少しだけWeb&モバイルマーケティングEXPOにも顔を出しました。やはり企業マーケティングにtwitterやfacebookを使ってどうする?みたいなネタの宝庫で、これはノウハウとしては必須なんだということをあらためて感じました。

全体として、規模は小さくなりましたが、業界の動向は今まで以上に把握しやすい展示会だったと思います。さて、次の春はどうなることやら。どうしても記したかったので10月の日付で残しておきます。

2011年9月10日土曜日

第4回 クラウドごった煮

第4回 クラウドごった煮に参加してきました。まずはじめに、今年の中旬あたりからAWSに興味を持った結果、この界隈の方々と話をさせてもらったりしましたが、皆さん相変わらずいい意味で肩の力の抜けたゆるい雰囲気でやられてますね。そして、皆さんしゃべるのが異様にうまいです。どうすればああいう風に人前で話せるようになるのでしょうか。見習いたいけど見習えない。

さて、今回は海外クラウドの最新動向と国産クラウド事情ということで、一般的に「クラウド」というキーワードでHITするベンダーの中の皆さまが、LT形式で次々とプレゼンしていくといった内容でした。普段は皆さん競合する相手ということで非常にエキサイティングかつ濃密な時間だったと思います。以下で全てのツイートがトゥギャられてますので、お時間のある方は追っかけてみてはいかがでしょうか。
20110909_第4回クラウドごった煮(#cloudmix )

個人的にいくつか気になった点
海外クラウド最新動向
■AWS関連
  • 新リージョン:AWS GovCloud(政府機関向けリージョン)がUSで開始
  • AWS Direct Connect(所謂専用線サービス)がUSでスタート。日本での数ヶ月以内にサービスインの見込み
  • Eclipseに続きVisual Studio向けのToolkitを提供開始
■GAE関連
  • 課金体系が変更されたことについて詳細を話していました。
  • 要するに、ちゃんとやればそれほど高くないよ、と。
■Windows Azure関連
  • 他サービス(たとえばAWSと)VPN接続可能に
  • オンプレ連携を意識している
  • Azure SDK for スマートフォン
  • 多言語で利用可能(RubyやErlangも!)

クラウドのコミュニティ事情
ここで話されていたJAZUGの安東さんの話は非常に興味深かったです。IT系女子会の存在自体は聞いていたのですが、実際どのような経緯でどうのように活動しているかというの聞いて、ピュアなガールたちが真摯に技術に取り組もうという姿勢が見えてよかったです。こういう部分は我々の業界でも男女問わず見習うべきだと思うのですが、果たしてそれほどの熱意を持った若者がいるかどうかは不明です。UST貼っておきます。



Video streaming by Ustream

国産クラウド動向
■BIGLOBE
  • キーワードは「日本品質」
  • セキュリティへのこだわりを感じる
  • 逆に言うと価格メリットが出せないのを「セキュリティ」でごまかしている?
■IDCフロンティア
  • 世界標準、ここでも日本品質
  • CloudStackを利用した他サービスとの親和性の高いクラウド
■IIJ
  • 現在月間売上1.8億円
  • 1社平均月間45万円
  • 会社紹介長すぎて時間足りず
■GMO
  • オートスケールアップ、アウト
  • 月額950円から
■さくら
  • まだ出ていない
  • 性能、安定性、機能、拡張性にこだわった普通のクラウド
■NIFTY
  • 導入実績900社超
  • VPN、FWリリース
  • 送受信10TBまでは無料
  • SDK for Ruby
  • Oracle使えます!!

といった感じでそれぞれのピーアールから特記事項だけ羅列させてもらいました。
このあとでパネルディスカッションだったのですが、そちらについてはUSTを貼り付けておくので興味がある方は見ておいてください。上の各社の発表も入っているので少しボリューム感がありますな。



Video streaming by Ustream

皆さんもツイートされていましたが、やぱり国産ではさくらインターネットの注目度が抜群でした。もちろんまだ出ていないので、田中社長が何を仕掛けてくるのかというのが気になっているんだと思いますが、彼のビジネススタンスもブレがなくてシンプルで非常にわかりやすいですね。
低付加価値にしてコストで勝負するという発想は、普通の経営者では踏み出せないではないでしょうか。そもそも経営者とはもっとギラギラとしていて何でも食ってやるぞ的な雰囲気を持っている方が多い気がしますが、彼の場合は所謂ユルフワ系の雰囲気でいい意味で肩の力が抜けている気がします。


雑感
弊社は、業務系アプリをASPサービスで提供する会社でして、10年前からインターネットを使ったサービス提供という形をとっていたため、当時は業界(主に物流)では割と先進的なことをシステムでやっている会社という位置づけだったようです。私もその頃入社しましたが、当時世間ではASPで業務系システムをやるというのは非常に抵抗が強く、やれインターネットが不安定だとかやれ帳票はきちんと出るのかとか現場では散々いじめられました。現場に行って2000枚の帳票をテスト的に出力して無駄になった紙の束抱えてドヤ顔してたこともありましたっけ。
それから、ご存知の通りブローバンドの普及によって回線に対する不安感は払拭されると同時に、ASPサービスは「SaaS」そして「クラウド」と名前を変えて、名前先行でここまで来ているわけです。弊社も都度サービスの名称を変えながら来ているわけで、これについては社内でも割と感情的にそのマーケティング方法に対しての議論もあるわけですが、営業的には、まあそれもありじゃねーか?と思っています。本来の「クラウド」という定義からは、われわれのサービスもずれているとは感じないからです。要は提供される側がどう受け止めるかということが重要だと思っています。
ただ、今回のイベントで出てきている各クラウド(IaaS)ベンダーや世間的な動向を知らずに「うちはクラウドサービスやってます!」と偉ぶるのは少し違うのかなーという気がしています。まず世の中の大きな流れやビジネススタイル、スタンスを把握した上で、弊社としてはどのような立場、スタンスで業界にアプローチしていくのかっていうのを明確にしておく必要があると思います。ということで、経営者や上役の方々は色々と忙しいと思いますので、現場にいる我々が勉強して正しい現状を社内外に伝えることが重要ですね。
それとまあ、われわれSaaSベンダーとしても、自社でハードウェア資産やネットワーク資産を持つ限界を感じていますから、これからこういったベンダーとまさにcloudmixしていくには何がベストかというのをより進んだ次元で考えていかないといけませんね。つうわけでなんか今度IIJの営業さんが来るみたい。

そういう意味だと今回のイベントは一度に多くの方の話を聞けましたので非常に有意義でした。というのも、私はほぼAWSオンリーしか注目していなかった質でしたので。

最後に国産ベンダーの皆様から出たAWSへの印象を一言で表すとってやつ、あれ少しひがみっぽくも聞こえてしまいましたが、海外、国内両方共是非ぶれないスタンスで良いサービスを提供して欲しいものですね。まとまりませんが、クラウド入り口から中の様子を覗いている非技術者の雑感でした。

後日追記:
第4回クラウドごった煮( #cloudmix )へ行ってきました
2011/09/09 #cloudmix 第4回クラウドごった煮にお邪魔してきました

2011年8月16日火曜日

GoogleとApple

ここのところ、音活の方に熱心でこちらの更新をしていませんでしたが、昨日Googleがモトローラ・モビリティを買収というどえらいニュースが舞い込んできましたので少しだけ考察しました。
今回の買収は総額125億ドルを投じて行われると発表されていて、Googleがサービスやソフトウェアだけでなくついにハードウェアの世界に進出してくると業界は騒然としているようです。そして、このGoogleの動きは、明らかにAppleを意識していると言われています。
確かにGoogleとAppleは比較対照的に取り扱われることが多いようです。しかしながら、両者には圧倒的な違いがあると認識しています。私は以下のように思っています。
  • Appleは帝国
  • Googleは合衆国
Appleは、スティーブ・ジョブズを頂点とした圧倒的にコンセプチュアルな集団を創りだそうとしています。MacやiPad/iPhoneに代表されるように、わかりやすく万人にも受け入れやすく、それでいて統制の取れたハードウェアやソフトウェアを一矢乱れぬ総合力で世の中に次々と投入していきます。そこにはカリスマであるスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションから始まる、少し宗教じみた熱狂を感じます。そして民衆は共産主義に飲み込まれていくようにAppleの虜になっていきます。
(Appleと比較するには少し違和感のある部分もありますが)対してGoogleは、色々なサービスを「ベータ」として世の中に投入していき、シンプルにスタートしたはずのサービスがいつの間にか高機能かつ生活に密着したサービスになっています。これは検索エンジン、Gmail、カレンダーやDocsなど全てのサービスに言えることです。
しかしながら、Googleのサービスは、残念ながらAppleのように統制が取れていません。それぞれのサービスが独自に進化しています。根っこの部分ではきちんとコンセプトを共有していると思いますが、例えばこのblogエンジンであるBloggerはGoogleの買収されたサービスですが、ほかのサービスと使い勝手が異なるし、言われなければGoogleのサービスだとわかりません。Appleにはそういうことがありません。

どちらがいいとか悪いとか、そういうことは言うつもりはありませんが、どちらもリスクがあったり、反対に戦略的なものがあると思いますし、私レベルなんかでは到底想像もつかないレベルでの戦略がありそれぞれの内外の攻防戦が繰り広げられているのだと思います。そして、そんなことを考えると少しワクワクしてきますし、生きているうちにある程度の決着が見たいと思います。企業論や組織論を語る上でこの2企業+MSというのは非常に面白い題材になると思っています。
話はそれましたが、帝国のAppleと合衆国のGoogleの切磋琢磨は世の中にとって素晴らしいものを産み出してくれると思っています。人間の英知の結集や努力の結果がもたらすのは人間の幸せだと思うので、歓迎したいしこれからも注目していこうと思います。
それにしても125億の買収って・・・ww

2011年7月28日木曜日

夏フェスの持ち物

気づけば本格的な夏フェスの季節ですね。今週末はいよいよFUJI ROCK FESTIVALです。苗場は天気悪そうですね。FUJIに行く方々は私からみるとFES上級者ですね。あの環境を遊びこなすというのは、相当準備しないとできませんね。
私はと言えば、基本的に夏フェスは2004年からひたちなかで行われているROCK IN JAPAN FES.に参加しています。昨年は娘が0歳児でしたので不参加でしたが、今年は子連れで復帰です。今週末はそのための買出しに行きます。
RIJFは、環境が良くて初心者にも敷居が低めのフェスだと思います。ですが、やはり炎天下の中で行われることにはかわりなく、それなりの準備が必要です。私も2004年は適当な準備で参加してえらい後悔したもんです。特に日焼けに対するケアは事前事後必須です。備忘録的な意味合いも込めて、持ち物リストでも作成しましたので、おそらく今週末に買出しをするであろう皆さまの参考にでもなればと思います。
  • 身につける物
当然ですが、行く日程に合わせてぎりぎりではなく余裕を持たせるべきです。大事なのはこんなところでお洒落してもしょうがないよってことです。サンダル行動もやめてください!雨具を忘れずに!今年は天気大丈夫かなー・・・。
  • 基地
RIJFはFUJIほど過酷ではないので、テントまでは必要ないかもしれません。実際私は昨年までレジャーシートのみで過ごしています。レジャーシートを敷いておけると割と便利です。クロークに荷物わざわざ預けなくていいし、飲み物を大量にクーラーボックスに入れておくこともできますし。疲れたら寝られるし。
  • 貴重品
でかい財布と余計なカード類は置いていった方がいいです。最低限にして小さなポーチに入れましょう。私は2004年にウェストバッグを斜めがけて行ったのですが邪魔で仕方なかったので、翌年からグレゴリーのミニポーチをベルトにぶら下げて行動しています。これでも邪魔に感じる時があります。最近はこんなのが出てるようですね。
これはいいですね。スマートフォンにもぴったりです。
  • その他
できれば持って行きたいのは、屋外用の携帯充電器と懐中電灯です。携帯なんて見ないなんて方はいいですが、最近では会場でツイートなんているとすぐに電池がなくなります。ただ、会場で電波が入るかどうかは別ですが・・・。SBへの訴えはこちらをリツイート願います。懐中電灯は夜のお片づけに必須です。

懐かしい!RIJF2004。

最後に、日焼け止めは忘れずに!

2011年7月26日火曜日

Cloud Days Tokyo 2011 〜オリンパスの社内クラウド構築事例〜

日経BPの無料セミナーCloud Daysが開催されたので行ってきました。今回はのっけからオリンパスの北村本部長による社内クラウドの構築事例発表ということで、ほぼこれだけが目的で行ったような感じでしたので、そちらのポイントだけ少しメモしておこうと思います。オリンパスはCloud Innovation Awardの第1回受賞企業で、社内クラウドの取り組みについては有名だったので興味があったのですが、今日の講演で実態がわかりました。
とりあえず公演中にがんばってメモりましたので貼りつけておきます。


印象的だったのは、クラウドを始めようとしてクラウドになったわけでなく、最適化の結果の形がクラウドになったということ、それと「社内クラウド」という言葉を経営陣への説明のためのツールとして使っていたことです。はじめに進めていたインフラの最適化のひとつの解答がクラウドという形態になっただけということでした。しかしながら、その結果が招いたのは様々な効果的な事象だったとのこと。それは、サーバの納期や統合によるコスト・カットといった一般的に言われている事象にとどまらず、ガバナンスの強化やセキュリティ、BCPの強化にもつながったということで、最後はこの形態(社内クラウド)がITインフラ・マネジメントの集大成であると断言して終了しています。
講演を聴いて、率直な感想ですが、社内クラウドでここまで徹底的な構築事例は聞いたことがないというのと、極端な話、このオリンパスのインフラ、外販できるよねってことです。色々な制約で難しいとは思いますが、そこまで成熟していると感じました。
しかしながら、このプロジェクト、一体いくら投資したんだろうな。半端な金額じゃできないもんな。これが一番最後の私の感想です。


早くも記事がUPされていますので、リンクします。


この講演のあと、呼び出し食らったので今日はここまででしたorz

2011年7月17日日曜日

ふなばしアンデルセン公園

ふなばしアンデルセン公園。なかなかよかった。小さいお子さんお持ちのお父さん、お母さん、水遊びできますよ。親も濡れていい格好で行くべし。

2011年7月16日土曜日

Re: ベンチャーが人が増えてぬるま湯の勘違いダメ会社になった例

ベンチャーが人が増えてぬるま湯の勘違いダメ会社になった例を読んだら、どうにも反応しないといけない気分になってしまいました。ちなみに、弊社は一応ベンチャーですが、それほど急成長しているわけではありません。私は10年前に入社しましたが、当時40人の社員が今は80人というような会社です。ちなみに、私も古参の部類に数えられます。
自己保身のために平気で嘘をつく。同僚を陥れる。
いるいる!私、つい最近嘘つかれて陥れられそうになりました。
ドキュメント不要。コードが全て。
やるやる!ドキュメント工数入ってるのかって問いかけると、いやそれは必要ありませんとか開き直られることがある!よくわからないw
古参は世間よりスペックが低くなってきているのにいまだに優秀な人材だと思い込んで口だけ動かして、手は動かさなくなっている。
口だけ動かす!口だけ達者なお調子者いる!ふたつ上と同一人物だったりする!


いや、これってこれ以上書くとなんか会社批判にしかならなくなってくるので危険なのでこんなところにしておきますわ。このエントリーはおそらくどこかの急成長企業のお話でしょうね。SNS系でしょ、多分。弊社は多分3割ぐらい当てはまりますが、上に書いた(鬱憤晴らしただけですが)ように、特定の社員に限定されている部分が多いですね。組織として救いようのない状態に陥ってしまうとどうしようもないですが、まだまともな方もそこそこいるようですし、使えない輩は無視してとにかく自分のやるべきことを実直にこなしていくのがいいですね。弊社もまともな会社にしたいです。

2011年7月15日金曜日

【本】空飛ぶタイヤ(池井戸潤)

たまたまこの上下の小説を読了した日に、作者の池井戸潤さんが初めて直木賞を受賞されました。何かの縁を感じますね。この『空飛ぶタイヤ』も直木賞候補に挙がっていたそうですが、入選しなかった作品。それでも、久々に小説にどっぷりのめり込むことができた、個人的には絶賛のすごい作品でした。


主人公の赤松は、どう贔屓目に見てもよくいるヒーローとは言いがたく、むしろ私の嫌いな頑固親父タイプ。話はこの赤松を中心に展開していくのですが、世間や組織の中で悩み苦しむ男たちが、それぞれの答えを見つけながら少しづつ前進していく様は、誰もが感情移入しのめり込むはずです。
それと、例えばホープ自動車の狩野であったり、同じ小学校の保護者の片山、真下、それに東京ホープ銀行の巻田などなど、いたるところに現れるイヤな所謂敵役に配置された登場人物たちがさらにのめり込ませる要因になっていたのかと感じています。この人達は徹底的にありえないくらい「悪」です。救いようがないぐらい。この「悪」に対して立ち向かう赤松やホープ自動車の沢田に読者は感情移入せざるをえないはずです。
しかしながら、この小説は本当に後半の後半、マラソンで言えば40キロぐらいに差し掛かるまで、赤松や沢田に対する未来への希望が見えてきません。箇所箇所で言えばそれなりに救われる描写もあるのですが、物語の軸になっているホープ自動車のリコール隠しの決定的な証拠が描かれるのは本当に最後の方なのです、それ故、ここまで暗澹と読み進めた読者はきっとその瞬間アドレナリンが湧き上がって興奮してしまうこと請け合いです。
また終盤全てが解決していくさまは本当に清々しく、後味も非常にいい小説です。


池井戸さんの他の作品はドラマ化された『鉄の骨』にも興味があり、そのうち読みたいと思っているのですが、他の作品も手にとってみようと思います。

2011年7月14日木曜日

Mac奮闘記 〜移行アシスタント〜

さて、移行アシスタントを昨晩から実行し、約15時間かけて成功したようなので、今現在は元の環境で使えています。色々と細く設定したキー設定やデスクトップアイコンなんかも再インストール前の状態に完璧に戻りました。これがMacのすごいところかもしれませんね。


今日のTips:移行アシスタント
移行アシスタントは「ユーティリティ」の中にあります。実行すると以下のような画面から始まるので、手順に沿って進めていきます。
この後の「転送するシステムを選択する」で、きちんとTime Machine先のNASをマウントしておけばそいつが選択されます。
バックアップのデータ量によると思いますが、私の場合は15時間強かかりました。それでも同じユーザーでログインしたときに寸分違わない姿で開始できたのはすごいですね。
注意点。Macがスリープ状態に入ってしまうと、そこでネットワークが切れてエラーで終了してしまいます。これで私は、2回失敗しました。

2011年7月13日水曜日

Mac奮闘記 〜Apple Store, Shibuya〜

前回、無事NASにTime Machineを開始して約3日かけて全てのデータのバックアップを終了しました。その後意を決してOSから再インストール。結局、今回の(個人的)騒動の発端になっているトラックパッドのクリックできない問題は改善しませんでした。こうなると、行き着く先は修理の二文字。ちょうど昨日渋谷を経由する用事があったので、帰りがけにApple Store, Shibuyaに寄ることに。


今日のTips:Genius Bar
Appleでは、修理というか、いろいろな相談に乗ってくれるGenius Barという技術サポート窓口がありますので、事前に予約して行きます。私は、16:30に予約したので5分ぐらい前に行ってみたいのですが、渋谷店の2階は人でごった返していました。奥の方にGenius Barの表記とともにカウンターがあり、その前で青いTシャツを着て気取ったGeniusたちがカウンターチェアに座った困った素人たちを相手にしていました。Geniusは全部で10人ぐらいいたかと思いますが、あごひげ率と長髪率が高かったです。一番ビビったのが「ジョニーさん!」と真顔で呼ばれていた日本人のGeniusがいたことです。
さて、私の話ですが、5分ほどオーバーしてから名前が呼ばれました。まるで病院の待合室で呼ばれた感覚。担当のGeniusはジョニーさんではありませんでした。症状を話すと、MacBook Proの電源を上げて少しだけ確認して「トラックパッドの交換ですね」と即断。すぐ持ってかえりたいのであれば20分ぐらいで作業できるとのことでお願いしてしまいました。
待っている間、隣では大学生風の女の子がホワイトの筐体のMacノートのキーボードが利かなくなったと相談中。本を読むふりしつつ横目で見ていました。Geniusの対応見ていると、いろいろ勉強になるなー。

作業が終了して戻ってきた私のMacBook Proは見事にトラックパッドのクリックが利くようになっていました。原因と今後気をつける点を聞いたところ、トラックパッド内についているボタンは非常に小さい部品でここはどうしても使っていると消耗してしまうことを教えてもらいました。今回の件で相当タップでの使用になれましたので、それで使うのもいいかなという気がしています。
肝心の費用は、部品料と技術料で占めて8605円也。


さて、無事戻ってきたMacBook Proですが、現在移行アシスタントというユーティリティを使用してTime Machineバックアップを元に戻し中です。こちらも少し難航しておりますので、終了したらこちらに書きたいと思います。

2011年7月10日日曜日

Re: SIビジネスの流れ(専門SI編)

SIビジネスの流れ
数日前、こんなエントリーが話題になっていたので、零細企業である我々の視点からSIビジネスの流れを書いてみようと思います。ただし、私は業種専門ベンダーの人間なので、そこのところご理解願います。

零細業種専門システムインテグレータ(SI)のビジネスは大きく以下のような流れで進みます。
  1. 集客
  2. 営業
  3. 要件定義
  4. 設計
  5. 製造
  6. テスト
  7. 導入
  8. 検収・請求
  9. フォローアップ
集客
どんなビジネスでも同じですが、まずは見込み客を集めます。システム開発に興味を持ったお客様を探しアポイントを取ります。よく使われるかどうかわかりませんがその手法に、無駄に金をかけてSEO対策を施したホームページを利用する、何をやっていいのかよくわかっていないのに世の中の流れだからとTwitterマーケティングやFacebookマーケティングに手を出し担当者が途方にくれてしまうなどがありますが、結局のところ自社のユーザの紹介や人脈による紹介がもっとも集客確度が高かったりします。
最近では「中国」というキーワードでも集客ができるようです。

営業
アポイントの取れたお客様に直接、自社の提供するサービス、商品の説明を行います。また会社の紹介も同時に行います。お客様が「ある程度の金額」をかけてソフトウェア開発を行いたいと意思表示をされた場合に次の段階に入りますが、「ある程度の金額」にかなりの格差があるので注意が必要です。事前にどの程度の体力がある企業なのかリサーチした方が無難です。
また、決裁権の全くないお客様と話をする場合、興味本位で話だけという場合があるので、新規開拓の場合は、ある程度割り切りを持って臨むことがコツです。
お客様から提案要求があった場合、このフェーズで提案書を作成します。ここでは詳細な要求が引き出せない場合が非常に多いので、見積も「概算で」とお願いされる場合がほとんどで、多くの場合はどんぶり勘定になりがちです。営業系の人間はなるべく安く、開発・運用系の人間はなるべく高く提案したがります。結局は零細、中小ベンダーは提案に金額面のメリットしか出せませんので、役員が大幅な値引きを決断して強引に案件をまとめに行きます。

要件定義
まれに要件定義を営業活動の一環とすることがあるようですが、自滅するので絶対にやめた方が身のためです。上流工程で金を取らないなら一体どこで取るのでしょうか。ここで費用をかけないで片手間にやってしまうと、後続の工程でいわゆるデスマーチに入ります。
案件がまとまると、お客様の要望から実際に開発するシステムの要件を作成します。この段階で、営業中に聞いた話と大きく食い違うことがあります。提案依頼をしたのが情報システム部門で、要件定義にユーザ部門が参加してきた場合、提案時の仕様はほとんど意味をなさなくなります。そのため、「要件が膨らむ」ケースが非常に多く発生します。
最近では、要件定義フェーズを分割してこの成果物で一度検収をあげてしまう準委任契約がトレンドのようです(高井さん談)。確かに。

設計
要件定義後の再見積でたいてい大揉めしますが、それがまとまると設計に入ります。詳細設計、内部設計、外部設計、基本設計、プログラム設計などという単語が乱れ飛びますが、企業によって呼び方、組み合わせ方とその意味するところがかなりまちまちなので、あまり単語に惑わされないようするといいと思います。要するにここでは、要件定義で決まった「何を作るか」に対して「どう作るか」を決めていくことになるのです。ひどい場合は、この工程を飛ばしていきなり製造に入るケースもありますが、このフェーズもドキュメントを残してきっちり仕上げていかないとたいていトラブります。

製造
ひたすらプログラムごりごりごりごり。製造原価を安く上げようとして外注を入れますが、この前の設計フェーズできちんとやれていないケースが多いので逆効果になります。ただし、素敵な設計書がある場合、スムーズに製造が進むことも当然あります。
大事なのは、ここできちんと単体テスト結果を出しておくことです。

テスト
製造が終わるとテストに入ります。この工程も、結合テスト、システムテスト、運用テスト、ユーザーテストなどいくつかの工程に分かれています。製造段階できちんと単体テストされていても、いざ結合テストをやるとまったく前に進まなくなるなんてこともしょっちゅうですので、このフェーズあたりから徹夜モードに入るプロジェクトをよく見ます。
それぞれのテスト工程において、テスト計画とその結果報告が要求されますので、捏造せずにきっちり仕上げましょう。後悔するのは自分たちです。

導入
この工程でもまだテストしながらなんてことが非常に多いです。本稼働前に並行稼動をやる場合もあるのですが、下手をするとここに来て仕様が現場の運用にマッチしないとか、これじゃ使えないとか言い出す現場の方々が現れますので、徹夜モードでとにかく本稼働に間に合わせるために仕様書、設計書度外視でプログラム修正に入るなんていう最悪のケースがあります。契約なんて糞食らえです。これがあとで火を見る序章になったりします。

検収・請求
上記までの通り、プロジェクトは往々にしてトラブりますので導入は大抵の場合遅れます。しかし、導入が完了しようがしまいが、ベンダーは自分たちの都合で検収を上げてくれとユーザに懇願に行くことになります。そうしないと、キャッシュが回らなくなるからです。ユーザもある程度事情を理解していることが多いので、ある一定の条件のもとに検収を上げてくれることも多いです。そうやってベンダーはユーザに対してどんどん負い目を作っていくのです。

フォローアップ
最近はIT全般統制などでドキュメントの整備を非常に厳しく要求されるのですが、導入時にその場その場で対応した突発的な回収などは要件定義書や設計書に残っていないことが多く、担当したSEはそのフォローアップでしばらくの間、手が離れない状態になります。そうこうしているうちに当初の契約でどこまでがシステム化範囲だったのかというのも不明確になり、瑕疵担保期間まで縛り付けられるのをよく目にします。それどころか、保守契約を盾に瑕疵担保期間後も縛り付けられているなんていうのまで見たこともあります。
そうやって赤字は垂れ流されていくのです。


以上、零細SIビジネス上から下まで。

2011年7月8日金曜日

Mac奮闘記 〜NASにTime Machine〜

ここのところ、だいぶMacをいじくる時間も少なくなりました。相変わらずトラックパッドのクリックはできないまま、不便な状態が続きますが、6月終盤にあった知人の結婚式用のプロフィール用DVDの制作も終了したため、すっかり気の抜けた状態です。先日書いたとおり、まずはTime Machineを使ってNAS(アイ・オー・データのHDL-S)にバックアップを取ろうと奮闘しておりました。


今日のTips:NASにTime Machine
そもそも、Time Machineを開くと、Time Capsuleじゃないとダメと怒られてしまうのでハナからあきらめていたのですが、きっと自分がやりたいことは誰かが先に実現しているはずだ!という某師匠の名言を思い出し調べていたら色々と見つけてしまったのでした。
はじめに参考にしたのは、下記のサイトです。
こちらでは、律儀にディスクユーティリティなんかを使ってやる方法が書かれていたので、そのままやればうまくいくのかと思ったのですが、どうにも肝心な細かいところの記載がなくてパズルを組み合わせてもなかなかうまくいかずっていう感じでしたので、別のサイトを探しました。見つけましたよ、
ターミナルだけ使ってシンプルに実現する方法を!こういう硬派なやり方が最もわかりづらいようでわかりやすい。ということで実行していきました。それじゃLet's ターミナル!
hdiutil create -size $200g -fs HFS+J -type SPARSEBUNDLE -volname "Mac2009 Time Capsule" コンピュータ名_EthernetのMACアドレス.sparsebundle
これでローカルにディスクイメージが作られます。ディスクユーティリティを使うとマウントしてしまうので、コピーの時とか色々と厄介だと思います、はい。
次にNASをマウントしておきます。NASにディスクイメージを移動してそこに対してTime Machineを取ろうっていう魂胆です。
rsync -avE /Users/koyossk/コンピュータ名_EthernetのMACアドレス.sparsebundle /Volumes/disk/.
cpコマンドでもOKでしょう。普通にFinderからでも問題なしです。次にローカルに残してある余計なやつは念のため消しておきます。マウントされていないのでrmコマンドで消せてしまいますよ。
ここまで来たらTime MachineからNASを見えるように以下のコマンドを打ちます。
defaults write com.apple.systempreferences TMShowUnsupportedNetworkVolumes 1
これでTime Machineを開いてディスクを設定してやって開始すればOKです。


私の場合、これを実行するのに1週間かかりました。堂々巡りです。色々と調べているとディスクイメージ名のMACアドレスはMacBookの場合はAir MacじゃなくてEthernetのMACアドレスですよと様々なところでしつこく目にします。ふん、俺はそんな間違いしてないしーと思い続けていたのですが、何度やっても一向にうまくいきません。実行するたびに/var/log/system.logを見ていたのです。そんなこんなで1週間。
そこで今日あることに気づいてしまいました。なんとなんとなんとEthernetのMACアドレスの末尾一文字を間違っていたのです。。。そう、本来は「c」のところを「d」と。。。


久々にコマンドにはまって、昔を思い出しました!往々にして、はまるときは単純なミスだよ!

2011年6月28日火曜日

Mac奮闘記 〜コンピュータ名の変更〜

マイMacBook Proちゃんにトラブル発生中です。トラックパッドのクリックが全く効かなくなってしまいました。今はタップでしのいでいる状況ですが、ここのところ効きが悪いなと思っていたら完全にダメになってしまったので、何か原因があるのだと思い色々と調べていたのですが、ちょっと今のところお手上げです。PRAMクリアでは、直らない模様(というかそもそもPRAMクリアが成功しているのかどうか不明)です。
で、色々調べていたところ、クリーンインストールをやれ的なエントリーもチラホラ目にしてしまったので、今度は、我が家にあるI-O DATAのNASに対してTime Machineでバックアップをしないといけないと思いそちらも調べていました。そもそもAppleのTime Capsule使わないとできねーんじゃねーの?ってあきらめていたのですが、どうやら頑張ればできるようです!これはいまのところ、ちょっとまだ実行できていないので、次回書きます。

そうやって色々と調べているうちに、そういやこのMac、買ったときに本名で登録したらずっとログインのときに「○○(本名)のコンピュータ」って出てくるようになったなと思い出し、ちょっと変えたいなと思って変えてみた次第です。

今日のTips:コンピュータ名の変更
変更は[システム環境設定]→[共有]から簡単にできてしまいました。「コンピュータ名」を書き換えるだけです。

ついでにNW共有名も変えておきます。

2009年に購入したマシンなので、シンプルにMac2009というコンピュータ名に無事変更されました!

2011年6月14日火曜日

Mac奮闘記 〜強制終了〜

今日のTips:強制終了
ただいま、Seashoeという画像編集ソフトがフリーズしました。めったにアプリケーションがフリーズすることのないMacですが、たまにこうやって動かなくなるとついつい強制終了のコマンドを忘れてしまいます。Winでいうctrl+alt+deleteですね。


今はレインボーが回り続けている状態です。この場合は、「コマンド」キー+「ピリオド」です。


・・・効きませんね。



そういう場合は、「コマンド」キー+「option」キー+「esc」キーで下の画面のように、アプリケーション終了画面を出します。Winと同じようなもんですね。
強制終了すると、下記のような画面が出てくるので、一応appleに送信しておきます。こんなの送ったところでなんかしてくれると思えませんが・・・。


しかし、Macのレタッチソフトって、貧相なのが多いな。WinのJTrimみたいな使いやすいやつ、出てくれないかなーという愚痴で終わりにします。

2011年6月10日金曜日

今日から日経記事を無料で読みます!

今週は体調不良で休んだり、嫁と娘も風邪ひいたり、半年近く取り組んでいた案件が散々体力使った挙句失注したり、挙句の果てには推しメンの大島優子嬢が女王の座から陥落したりと、正直散々な一週間だったわけですが、そんな一週間はそれはそれで締めくくってまた来週から新たな気持で頑張らないといけないですね。今読んでいる本『凶悪』も読み途中ですが、まったく興味ないし帯に書いてあった「アドレナリンの噴出」もないので中途半端でやめようと思います。


さてさて、このツイートについて言及しようと思います。
2週間ほど前、何気なく「日経新聞 無料購読」と検索していたところ、どうもWEB上で無料で記事を読める合法的な方法があるらしいことがわかりました。あまり広めるのもどうかと思いましたが、これはマルサントレードというオンライントレードの口座開設によるサービスの一環です。丸三証券がやっているやつです。口座開設によって、日経、日経産業、日経MJの各紙をデータベース的にまとめた日経テレコン21というサービスを副次的に受けることができるのですね。すごいサービスっす。
マルサントレードのメニュー
画面左のメニューに「日経テレコン21」があります

日経テレコン21そのものは、月額8000円の利用料がかかるのですが、マルサントレード版は無料です。事実これだけを目的に口座を開設している人もかなりの数いるようです。今のところWEBからの閲覧のみですが、今後iPhoneから口座が使えるようになれば、日経テレコン21の閲覧もできるのではないかと密かに期待しています。
「日経テレコン21」丸三証券版

まずは、資料請求してから口座開設手続きを進めてみてください。意外とすんなり口座開設までいけてしまいます。ちなみにここ大事なんですが、口座開設に関わる手数料その他年会費等全て無料です。

これで私も来週から新しいスタートが切れそうです!

2011年6月4日土曜日

【本】人は仕事で磨かれる(丹羽宇一郎)

現駐中国大使の丹羽宇一郎氏の自伝的な著作です。以前一度ぼーっと読みましたが、いつまでも鞄の中に入れてあったので、もう一度読んでみることにしました。
丹羽さんは言わずと知れた伊藤忠商事切っての「掃除屋」で、その名前は普通にサラリーマンをやっていたら知らない人はいないのではないかっていうぐらい有名なおじさんです。ファミリーマートや雪印アクセス(現日本アクセス)の買収は、当時学生だった私にとっても衝撃的でしたし、社会人になっても伝説的に聞いていた話で、その当時の様子が本人によって描写されているくだりには、非常に臨場感と緊張感が溢れていました。
この本は、悪い言い方をすると丹羽さんの自慢本です。しつこいほど自分が謙虚であることをアピールしています。謙虚なのに伊藤忠商事のトップまで上り詰めた課程が描かれています。謙虚アピールは少し過剰なほどです。でも、この人がそこまで上り詰めた理由の片鱗がなんとなくわかるようになっています。昔日経新聞にコラムがありましたが、丹羽さんは、若いうちはとにかく働け働けという考え方の方です。泥のように働け、と。私もその新聞記事に痛く共感して、信頼を置いていた当時の部下にコピーを渡した記憶があります。なぜ若いうちに働け、か。それはここでは書くまでもないでしょう。

この本で印象的だったくだりの一部だけ書き留めておきます。
  • 商社マンとしての人材の見極めは、価値観、評判、金の匂い
  • 若い頃を思い返して失敗だったとおもっているのは、出し惜しみ、やり惜しみ
  • 隣の奴と競争しないでコップの外に出ろ!
丹羽さんと一緒に仕事をしたことのある方何人かと会話をさせてもらったことがありますが、丹羽さんは本当に電車で通勤していたそうです。そして、丹羽さんのことを悪く言う人は本当に皆無だと聞きました。すごいおじさんです。

2011年6月1日水曜日

ソーシャルメディアのあり方について、個人的思い

ここ最近弊社の社員がチラホラとFacebookの「知り合いかも?」に出てくるようになりました。もともと比較的話題や年齢層が近い仲間内では同僚も数人登録していたのですが、最近の「知り合いかも?」には取締役や部長クラスのお方が登場してきているといった現状です。先日twitterで同一IPでの接続履歴からおすすめユーザーを表示してしまうという事件があり、私もそこから芋づる式に何人かを見つけたものでしたが、なぜかそれからここ数日で社内のtwitterユーザーも増加しているようです。そして、会社のホームページには、弊社の代表と企画部門のblogが開設されたりといった動きもあるようで、なんとも戦々恐々とした毎日になってしまいました。

なぜ戦々恐々か?私のblogやソーシャルメディアに対する考え方を書いておこうと思います。

そもそも、WEBとは誰でも見られるというのが前提にあり、仮に個人を特定できる可能性がある場合、それを意識した上で表現を記録する場所であると思います。ある意味、個人を特定されてもいいという覚悟がないのであれば、それなりの発言に留めておけというのが原則だと思っています。それでも、例えば会社で感じたどうしようもないやるせない思いをtwitterやblogに書きこむというのは、私に限らずよくあることだと思います。だから個人を特定できたとしても、それは会社の人、特に上司や役職者には極力見られたくない、誰もがそう思うはずです。それは、WEBツールをプライベートなものとして利用する場合です。
一方、ここ最近の弊社内の動きというのは、完全に業務でblog、twitter、Facebookを利用しようという考えのようです。まあ、会社のホームページでblogをやるぐらいだから当たり前だと思いますが、それでもどうも業務に適したものとは言い難い内容であると思うのです。商品や導入事例の紹介などと違い、個人の考え方を前面に押し出した形式の場合、業務に適した内容からかけ離れてしまうのは仕方ないことです。だからこそ、遊び心や実験でのblogは企業のホームページには似つかわしくないと思うのです。また、企業が企業の責任として個人に記事を書かせるのであれば、企業としてのモラルやコンプライアンスに則った検閲をすべきだと思っています。それがないと、企業が私物化され、一個人の考え方やちょっとした発言が企業の考え方であると世間に写ってしまいます。実際に会社名義のtwitterアカウントで完全なる個人の思いをツイートしている例をよく知っています。
とまあ、批判めいたことを書いてしまっていますが、弊社に関して、新しいことにチャレンジする姿勢に関しては当然評価できますし、今後の展開に期待します。ただ、願わくばそのあたりの検閲なりといった対応を取ってほしいと思うわけです。
私がやっているblogや登録しているソーシャルメディアは、業務のことは書いてもそれが属している組織の意向を反映したものではありません。当然です。私にとっては完全に切り離された世界であるということです。企画系部署の同僚からコンテンツを増やしたいからとblogの執筆を依頼されていますが断っています。私はあくまで業務とは関係ない場面で個人としての意見を個人の責任で記録していきたいという思いがあるのです。


というわけで、何が言いたかったかというと「フォローしないでください」


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6月ですね。5月も個人的には色々なできることに挑戦しましたが、仕事に関しては若干沈滞ムードです。四半期の終わりなので、結果を残す月にしたいですね。浮上のきっかけにしたいです。

2011年5月30日月曜日

インターネット上での情報の守秘性

AWSの海外リージョンについて顧客と話をしていたところ、「アメリカなんかにデータ置いたらアメリカの法律でデータ開示しろなんて言われて見せなきゃいけないとか、アメリカ基準で立ち退き要求されたりとかするんじゃないの?」と言われました。この顧客の疑問に対して大谷晋平さんにぶつけたところ、まずAWSは全てのリージョンで米国法が適用されていると回答が返ってきた上で、Ptriot Actが適用されてもデータ開示は原則認めないので安心してほしいと念押しされました。
基本的に、何もなければそりゃそうなんだろうなと思います。弊社のサービスは、単なる物流作業の補助をするシステムであって、売上や仕入れなどの勘定系、会計のデータは入っていないのでその点はそれほど神経を尖らせる必要もないのかなと思っています。しかし、顧客からはどんなデータであろうと常に上のように質問をされることもありますし、常日頃から考えておくべきことと思っています。


昨年、尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件が大きな問題になったときに、検察がGoogleに対して個人情報につながるであろう接続記録を差し押さえました。この場合、当然任意での情報提供はしないので、強制力を行使するというのはある意味当然の流れだったわけですが、それでもこの対応を厳しく批判する知識人の方も多くいらっしゃるのが現状です。確かに、検察が捜査の一環の名目でネットに保管されている個人情報の類を差し押さえることができるというならば、例えばこのご時世に様々なWEBサイトに登録されているクレジットカード情報を抜き取ることも可能です。基本的に、個人情報の類はそのサイトでの使用に限定するというお約束で登録するものですが、なんらかの法的強制力が働くとこのお約束は反故にされることは覚えておいたほうが良さそうです。当然、接続記録というのは様々な個人情報に容易に紐づきますので、そういうリスクも常に孕んだ世界にいるということですね。まあ、そもそも先日のSONYの個人情報流出のように、クラックされて流出したら元も子もないですが。


本日より、AWSのコスト試算(SIMPLE MONTHLY CALCULATOR)を試みようとしたのですが、甘く見ていたようで意外と難しかったので営業の新井さんにメールしました。試算にスキルを要されるのはちょっといただけないので、できれば営業さんにコンサルしてほしいですね。コスト試算のノウハウ伝授してもらえれば、ここで解説しようかな。

2011年5月28日土曜日

Amazon Web Servicesを検討中

昨日、自社のプラットフォームにAWSを本気で検討しようと思い玉川さん経由で営業さんにご来社いただきました。なんと大谷晋平(@shot6)さんまで、船橋くんだりの小汚いビルにご来社いただきまして恐縮至極ですが、非常に有意義な説明を受け、弊社のエンジニアも刺激を受けたことと思います。
おおたに6号機blog

今回は、展示会のときの私の話を受けて、再度AWSの一般的な説明を弊社の開発系と運用系のSEにしていただき、そのあと更に突っ込んだ話をしました。ネットワークやらデータベースやらミドルウェアやら社会情勢やら各社のライセンスの考え方から法律まで、
弊社の様々な立場の人間から出てくる質問に対して、全く怯むことなくことごとく回答していく営業の新井さんと大谷さん、只者じゃないですね。Amazon Data Service Japanはまだ少数精鋭だと思いますが、このレベルが何人いるんでしょうか。そして、毎日こんなことをやっているかと思うと、すごい環境に身を置いているんだと思います。
今回私の方で実際に提案できるであろう、もしくは間もなく稼働するサービスのプラットフォームに選択できるであろうということで、より具体的にイメージしながらのディスカッションとなったわけですが、やはり課題はネットワーク部分。実際にバックアップシステムとして提案しようとしている顧客は、基幹の受発注兼販売管理システムの設置してあるデータセンターと弊社のデータセンターが専用線で接続されていてこの間で必要に応じてデータ交換が行われています。しかしながらAWSに接続するネットワークはインターネットが基本となるため、基幹のデータセンターとは直接接続はできません。一度弊社のデータセンターを通してから接続することになります。コスト的にもインターネットVPNを使って真面目なDRを構築するのは難しそうなので、取り急ぎはデータを逃がしていつでもそこで稼働できるインフラを準備する提案になりそうです。
来週、こちらで試算をしてみます。果たしてどうなることやら。

2011年5月22日日曜日

【映画】阪急電車 片道15分の奇跡

阪急電車 片道15分の奇跡
いい意味で毒にも薬にもならない映画。ものすごい悪人が出てくるわけでもなく、とんでもない事件も起こらない。実際に存在する路線で、今日も本当に起こっていそうな出来事を淡々と、しかし印象深く綴った作品。人はそれぞれ死にたいほどではないが、やりきれない思いを抱えながら毎日を生きている。それは子供だろうが、年寄りだろうが変わらない。でも、いつもと同じ電車の中で、ちょっとだけ角度を変えてみると実はそこにはとても素敵な風景や人の優しさがあるのかも知れない。
上映後、館内は不思議な柔らかい雰囲気に包まれていました。隣に座っていた人に対して思いやりが生まれたような、不思議な感覚。久々に映画館で映画を見ましたが、やっぱりこういう邦画が一番いいですね。

2011年5月21日土曜日

アディダスの女性店員の話とWEBモラルについて

こんな事件(?)を目にしました。
「ビッチを具現化した沢尻劣化版の女連れてきたよw」 アディダス女性店員がサッカー選手をTwitterで中傷し大炎上
わざわざ2ちゃんねるをリンクしたのは、炎上の実態がよくわかるからです。この事件に対して、当のアディダス ジャパンはHPに謝罪文を掲載しました。この女性店員はもうお店にもアディダスにも戻らないでしょうし、このせいでアディダス自体もしばらくは影響が続くと思います。
この女性に対して憐れむ人なんてほとんどいないと思いますが、私はなんだかとても気の毒に思います。今後どうして過ごしていくのか想いを馳せると、きっと肩身の狭い思いで色々なことに怯えながら生きていくんだと思います。せめて彼女の家族や友人は、彼女の味方になってあげてほしいです。彼女はその優しさに感謝しながら真面目に社会復帰してほしいです。


WEBモラルの問題はもう10数年前から痛いほど語られています。将来のあった多くの若者が、WEB上での軽率な行動で将来を棒に振っています。それは時に犯罪として扱われることもありますが、物理的には誰も傷つけません。でも、大きく報道されたり、今回のようにWEB上で「炎上」してしまうことも多く、結果としての影響は本人やその家族にとって計り知れないものになります。ここでソーシャルネットワークの台頭やら、それによる軽率な行動の増加について書くつもりはありませんが、WEB上に文章を書くときは常に考えたいものです。
  • ネット上の文章はいつまでも残る
  • ネット上の文章は、感情が正確に伝わりにくい
  • 個人を特定する情報と批判は、いろいろ覚悟しなさい
ここ最近は軽いノリでどんどん文章を残していけるネットワークツールが当たり前の世の中になってきました。特にこの事件でも脚光を浴びているtwitterは、その発言が誰でも閲覧できるソーシャルネットワークです。個人の特定も、何かのつながりがあれば比較的簡単にできてしまいます。つぶやきツールなので、なんでも残していい錯覚に陥りがちですが、残ってしまう文章に対する気遣いぐらいはするべきでしょう。その2、3言のつぶやきが一人歩きしてとんでもない結果になるかもしれません。ちなみに、私は書いてしまったあとでざくざく消すことがわりと多いです。反省です。
私自身もネット上で批判されているのを意図せず見つけたこともありました。書いた本人は笑いながら冗談半分で書いていたのかも知れませんが、なんだか鋭利な刃物で突き刺されたような感覚になったものです。


私は、個人的テーマとして、WEBモラルということを考え続けなければいけない立場であると自負しています。細く長く考えていきますが、まずは自らのWEB行動規範を確立することからですね。自戒の意味も込めて。

2011年5月15日日曜日

プレゼンのうまい人

13日のクラウド コンピューティング EXPOでは、玉川憲さんの講演のほかにサイボウズの野水克也(@nominomi875)さんが自社およびパートナーブースでプレゼンテーションを行うということで、そちらも楽しみにしておりました。野水さんの経歴はtwitterのプロフィールにも書いてあるのでここでは省きますが、もともと緊急営業会議でパネリスト以外で挙手してバシバシ発言していて、その発言に大変説得力があるというか、なんだか共感できた方でした。今回、その緊急営業会議から数日後のこの展示会でプレゼンを見られるということで、サイボウズのブースに出向きました。
サイボウズブースは、野水さんのプレゼンが始まるぎりぎりの時間まで人がいなかったのですが、始まるやいなやどこから出てくるんだってぐらいわさわさと集まってきて、暑いのなんのって。野水さんも汗だくでした。
プレゼンは以下のように進行していきました(認識違いあったらスミマセン)。
  • 東日本大震災後にサポートで東北に入ったこと(写真とともに)
  • 東北では震災の数時間後に建設業界が動き始めた
  • 建設業者が瓦礫を撤去しなければ緊急車両ですら入ってこれない状況
  • 建設業界は今回のような状況の時にすぐに動ける準備が業界内でされている
  • 一方都内では帰宅難民が溢れ、計画停電の影響で多くの企業で社員が自宅待機となった
  • サイボウズは自社グループウェアを利用して全社員を在宅勤務可能にした
  • サイボウズは、平時より在宅勤務、育児休暇などを制度化している(ワークライフバランス)
  • アクセス権の変更などは、簡易的に可能にしておくとGOOD
などなど、東日本大震災時に準備された建設業界が真っ先に動き出し、文字通り「道」を作ったこと、サイボウズでは平時に準備された勤務体系が非常時に大いに役に立ったこと、このあたりを非常に分かりやすく、また関連性のある話題として説明していました。東北の建設業界とサイボウズに共通するのは、
  1. 自律的活動
  2. コミュニケーション基盤
  3. 経験
を可能にしている、もしくは持っていたこと。これは15分弱のミニプレゼンの趣旨です。
すごかったのは、通常こういったプレゼンでは、自社製品のすごいところや機能の説明をされてうんざりすることが多いのですが、それが一切なかったこと。自社の製品の説明については前面に出すのではなく、ツールとして利用されていたことをさらっと説明しただけでした。内容もかなり自らにとってもヒントになりましたし、決して押し売りだったり身勝手な説明ではなく、聞いている人が興味があることから、自社製品のすごさをさりげなく、そして強烈にプレゼンしていました。


終わったあと、野水さんと名刺だけ交換させてもらいましたが、暑くて早く終わろうと必死だったそうです。私と同じく汗っかきのようです。IIJのブースではさらに多くの人を集めてプレゼンしているのを見ました。他のブースに比べて語り口調であるとか、持っているオーラが人を惹きつけるのでしょうが、実際にその内容もかなりのものです。

2011年5月14日土曜日

Amazon Web Services〜玉川憲さんとの会話〜

今週は、11日(水)から13日(金)まで、東京ビックサイトでJapan IT Weekが盛大に行われ、私も金曜日に朝から足を運びましたので、いくつか感想なんぞを書いていこうと思います。今回は、クラウド コンピューティング EXPOで、まともにクラウドビジネスしてるベンダーを見つけよう!とだいぶ前から意気込んでいました。しかしながら、玉川憲(@KenTamagawa)さんのセミナーがあると知るやいなや、もういつの間にか興味はそこだけ。たまたま、5/9に行われた緊急営業会議でその発言が興味深くて気になっていたサイボウズの野水(@nominomi875)さんも、ブースでプレゼンするということで、私にとっては完全に玉川&野水を見に行くイベントとなってしまいました。今日は玉川さんのセミナーの感想と、ブースで会話させていただきましたので、今後の可能性なんぞを書き留めておこうと思います。野水さんのプレゼンについては明日。


朝一のセミナーでしたが、会場は満員で席まで指定されました。3000人ぐらいいた模様で、さらに別室で中継までされていたようです。内容的には、amazonのクラウドビジネスを一般的なクラウドの定義と合わせての説明から始まりました。玉川さんが言うITのニューワールド、要するにクラウド化とは、下記の通りとなります。
  • 初期投資なし、設備投資なし
  • 従量課金
  • ピークに合わせたスケールアップ
  • 数100台のサーバを数分で調達
  • 運用を任せて、本業に専念
玉川さんも一般論で説明かと思いましたが、数100台のサーバを数分で調達というのは、なかなかできるところも言えるところも少ないと思います。また導入事例の中で、某商社がSAPの開発検証環境にAWSを使ったなんて話も出てきて、ビジネスソリューションではそういう使い方が現実的かもななんて思いながら聞いていました。金融系事例で日々の大量バッチ処理に合わせてAWSの使用領域を増やすなんて使い方も面白いですね。
この後、amazon社内の移行事例の紹介に入りましたが、これは興味深かったです。
  • 場所代、NW、人などの隠れたコストも含めた総所要コストを算出
  • 可用性、レイテンシーについては現状を超えるもの
  • セキュリティ要項に厳しく順守し、顧客の信頼を得る
まず、このように内部での審査を厳しく行ったと言います。柔軟なスケーリングなどのメリットを強調するだけでなく、後ろ向きな部分にもきちんと目を向けて評価している、またそれをこのように事例として出せるというのがポイントです。ここで個人的に疑問だったのが、クラウドというと、ネットワーク的に制約が多く、移行やその後の運用に対して、セキュリティ基準を満たせないのではないかということでしたが、インターネットVPNによる社内ネットワークの拡張的なことができるようです(NW弱くてスミマセン)。
それと、ソフトウェアのライセンス問題。これについても、様々なベンダーと協業したり交渉しながらクラウドでの利用についてコンセンサスを得て移行したとのことです。他社ではまだ事例のないOracleについても利用可です。AWSでしか許されていないクラウドでのソフトウェアライセンス利用もたくさんありそうです。
その後、「夏まで作れ!」でDRを早急に実現する方法についてもわかりやすく説明されていました。
ここまで聞いて、これは自分の顧客にも提案できるし、社内でも使えるかもしれないと思い、twitterにつぶやいたところ、玉川さん本人からリプをもらいました。実は、前夜、玉川さんが先日のアメリカのEC2のトラブルについて何か話してくれるのではないかと期待をして「明日は玉川さんは色々話してくれるのだろうか」とつぶやいていたのですが、それに対するリプももらっていたことに気づき、ブースで直接話すしかないと思い、amazonブースに向かいました。


ブースは、盛況でしたのでなかなか営業の方と話すタイミングもなかったのですが、何度か通りががったタイミングでようやく営業の方を一人捕まえることができ、そこで話をしていると、「玉川呼んできます」と、なんと午前中に3000人を前に圧倒的なセミナーをやった玉川さん本人を連れてきてくれたではありませんか!これはありがたかったです。で、質問を畳み掛けたわけです。以下、質問と回答です。
  • 先日のEC2のトラブルをわかりやすく教えて
「人的ミスだよね。ネットワークの切り替え時に設定をミスしちゃってうまく切り替わらなくて、それに起因して別サーバにデータのコピーをしに行こうとしたんだよね。それが複合的に絡んでパフォーマンスが落ちたんだよね。それと、サービスストップを余儀なくさせてしまったHootSuiteやFoursquareは二重化のオプションを契約していなかったんだよね(!)。これはamazonの案内不足だけど、ちょっとボクもびっくりしたよね。」
  • Oracle使えるって、具体的にどうやるの?
「Oracleが利用可能なIaaSはAWSだけだよ。利用は、AWSにOracleをインストールする方法と、RDSでOracleを選択すること。後者は時間貸しで、もうすぐ利用可能になるよ。」
  • INSとかつないでレガシーなEDI手順は使えるの?
「専用線は利用できないんだよ。インターネットが基本だから、トンネリングしたい場合はインターネットVPNを利用してね。」
  • ISMSとか厳しいんだけど、どうすりゃいいの?
「データセンターはISO27001準拠だよ。あとは、ポリシー次第。外にデータを置くなと言われたら利用できないよね。」
  • で、結局いくらぐらいでできるの?
ここで試算できるからやってみなよ!」

とまあ、こんな感じです。あえて友達口調で書いてますが、実際はきちんとビジネス会話してるますので!悪しからず。玉川さんは、業界ではそこそこの有名人ですが、非常にざっくばらんに話してくれて感じのいい方でした。おそらく年齢もそれほど離れていないのかな。
会話の結果、専用線が引けないというのがやはり影響がでかいのですが、バックアップセンターとしては設計次第で充分採用可能だと思いました。3年前にU社から始まったばかりのICTサービスの提案を受けたときは費用対効果が見いだせないという理由で不採用にしましたが、現時点であれば何かしらの利用がこういったサービスで可能だと思ったのと、やはりAWSは先端をいっているようだということがわかりました。真面目に社内で検討しようと思います。

最後に玉川さんの別のセミナーがWEB上にありましたので、リンクします。




2011年5月10日火曜日

緊急営業会議:3.11後のITビジネスと営業の役割

緊急営業会議:3.11後のITビジネスと営業の役割」に参加してきました。以前よりZDNetでblogを連載していた斎藤昌義さんが発起人となって開催された会議です。私自身、blogは昨年ぐらいから読み始めた新参者で、この人がどういう話をするのか、どのような考え方かは文章を通してしか知らなかったので興味がありました。このようにITソリューション営業という分野における批評やノウハウを展開する方というのをあまり見かけないからです。当然、先の震災によるビジネスへの影響度合い、震災が引き起こす社会影響の中で我々ITを提案する営業のやるべきこと、やれることそのものにも非常に興味があり、この会議の開催を知ってすぐに応募した次第です。

先に書きますが、個人的に、ITシステムやITソリューションという分野における社会一般の影響力というのはそれほど大きいとは思っていません。今回のようなクライシス(震災、計画停電、原発事故、交通麻痺等の全ての事象を含む)の中では、ITの無力さというのはさらに顕著であると思っています。パネルディスカッションの冒頭で、ITメディアの藤村さんが「被災地ではITどうのこうのなんて次元ではなく、まったく議論の中心になれていない」とおっしゃっていたのが顕著に表していると思います。では、そのような中で我々IT営業は何をすればいいのか、どこでどのように営業活動すればいいのか、そういった趣旨での進行でした。ただ、ここで書くだけで語り尽くせるほどの陳腐な内容ではなく、中身の濃さは半端じゃなかったので詳細は以下のリンクを辿ってください。メディアに掲載され次第、リンクを追加します。


私の方は、若輩かつ端くれながらこのような場に参加させていただきましたので、特に印象に残ったコメントなどを記しておきたいと思います。
  • 地震で特需なんてありえない、中小起業は倒産してしまう、良いことはひとつもない。(丸新システムズ/熊倉さん)
  • 今後はワークスタイルが変わっていく。例えばシンクライアント、デスクトップ仮想化など、そしてコミュニケーションの方法においてTwitterやFacebookなどのコンシューマー向けツールをビジネスで活用する可能性。(ネットコマース:斎藤さん)
  • 在宅勤務においては、パフォーマンスを可視化できる方法論が必要。
  • 実際の営業現場では、データが壊れることに対する危機感に起因する対策が、東北以外の地域で多く案件化している。(リコー)
  • オンプレミスからクラウドという流れの中で、既存のワークスタイルを変えずにシステムの枠組みが変わっていく。(リコー)
  • SMBでは、震災云々以前にITに投資価値があるかどうかの話が前提。明日津波に飲み込まれるなどという危機感はSMBにはない。(富士通)
  • クラウドではなくDCの引合、案件が多い。クラウドは基幹業務に使われることはまだまだ少ないが、実際には基幹業務でこそ必要。
  • 「今」こそ危機感の啓蒙による営業活動が効果的。
  • これまでどおりきっちりと仕事を仕上げることが大事なのではないか。
  • 震災によってITビジネスのファンダメンタルが変わることはない、大きな流れは変わらないはず。投資バランス、スピード、優先順位が変わっていく。(ネットコマース/斎藤さん)
  • 営業は、各ソリューションの専門性を高めて、お客様固有の状況に合わせて事情を見極め提案をしていく必要がある。
  • SMBに対しては、インフラも含めたパッケージングを提案し、低い投資で普通の効果を出していく。(大塚商会)
  • 直近で我々営業ができることをやっていく。お客様が本当に困っていること、節電や計画停電に向けて何が出来るのか、一般的にはどのような対応をしていくのか等、お客様との情報共有をしていくべき。(日本情報通信)
  • 東北では現地の情報共有もままならない。東京ではITツールをただで貸出しますとかやっているし、義援金や復興予算の金額も大きなものだが、それぞれの要因がバラバラでうまくつながっていない。
  • 売れるときは機能と金額を説明していれば売れる。今は、自社が提供しているITサービスの意味は何か、それを伝えられる営業が売れる。
  • お客様の「困った」にどう答えるのか。ITは「困った」を解決する手段の一部である。世の中の常識の変化を共有するという視点で、お客様をガイドしていくのが営業の役割。(ネットコマース/斎藤さん)
丸新システムズの熊倉さんの熱い語り口と新潟での震災後を体験したリアルな話が特に印象的でした。少し残念だったのが、ノークリサーチの伊嶋さんからSMBに対するアプローチの説明要求が何度かあったのですが、うなずける回答が出なかったことです。弊社のようにSMBを主戦場とする中小ITベンダーにとっては最も気になるところでした。

全体として、このような会議に参加したことは、自らをレベルの高い環境に投じてみるということで大変勉強になりました。会場には、意識/志の高い方しかいらっしゃらないので、話を理解し噛み砕くのにものすごく頭を使いましたし、集中しました。熱気もかなりのものでした。今後の営業において、ヒントになる部分がたくさんありました。意識して行動することですね。震災やそれに付随する様々な社会的な影響に対して、私は大きな意味で人間が進化するプロセスのひとつだと思うことにしています。その中でビジネスプロセスをどうやって展開していくか、それを考えながら行動していくことが重要ですね。

最後に、震災で被災された皆さま、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を願うとともに、自分にも何かできないか、それをもう一度見つめ直そうと思います。

2011年5月8日日曜日

好きな言葉


あなたが生まれたとき、
あなたは泣いていて周りの人達は笑っていたでしょう。
だから、
いつかあなたが死ぬとき、
あなたが笑っていて周りの人たちが泣いている。
そんな人生を送りなさい。

きぼーる 千葉市子育て支援館

千葉市は子育て支援が非常に充実していると思います。そんな施設のうちのひとつ、きぼーるにある子育て支援館で遊んできました。


2011年5月6日金曜日

Mac奮闘記 〜スクリーンショット〜

今日のTips:スクリーンショット
  1. 画面全体:「コマンド」キー + 「Shift」キー + 「3」キー
  2. ドラッグで選択した部分:「コマンド」キー + 「Shift」キー + 「4」キー
  3. カメラアイコン:「コマンド」キー + 「Shift」キー + 「4」キー + 「Space」キー
3とか、なかなか面白いよね。スクリーンショットを撮るとiPhoneの写真撮影のときと同じように「パシャ」って音がしてデスクトップに「ピクチャ 1」みたいにPNGファイルが保存されます。

Mac奮闘記 〜購入してもうすぐ2年〜

プライベートPCをMacBook Proに変えたのは、2009年の夏だったのでかれこれ2年になりそうです。なぜMacにしたのか。別に話題になっていたからとか、かっこいいからとか、ではありません。嘘、ちょっとだけそれもありました。そもそも基本的に、プライベートでの私のPC利用というのはほぼ8割が下記のふたつの用途でした。

  1. 音楽取込、iPodとの同期、音楽鑑賞
  2. インターネット、主にWEBサイトブラウズ
音楽に関しては、DJソフトを使ってMIXを作ったりなんかもしていましたが、買い替えを考えていた当時はそういう機会も減っていました。それと、圧倒的に「ほしい!」と思えるWindows PCがありませんでした。店頭では、そろそろXPも終了し、7だけになりつつあるときで、それもWindows離れの大きな要因のひとつになりました。それまでのWindows PC遍歴はここでは省きます。
さて、上記の利用だけであれば、ひょっとしたらPCも必要ないかもしれません。Windowsなんてなおさら。それと、仕事メールを転送したりとか、仕事用文書編集をOfficeを使ってするなどの用途もありましたが、基本的に結婚してからはそのあたりもメリハリをつけ、なるべく家に持ち込まないようになってきたので、どうしても必要な場合は会社のPCを持ち帰って仕事をすることにしよう、と割り切ってついに!ついに!Macを購入しました。

ときは流れます。

今でも主に利用するのは上で書いた二つの用途が8割を占めています。それと、動画編集なんてこともやったりします。これはjavieっていうOSSを使って遊びがてらやっています。
しかしながら、私はいまだにMacを全くと言っていいほど使いこなせていません。せっかく大枚叩いて購入して、初心者向けの書籍なんかも購入しましたが、やはりWindowsが体に染み付いていてそれが払拭できないのです。仕事ではいまだにWindowsを使わざるを得ないのもひとつの要因かもしれません。とにかくショートカットとか、細かいTipsとか、そういうものがなかなか身につかないのです。今日も「Mac スクリーンショット」でググってしまったばかりです。せっかくこういうblogを始めたこともありますし、Tipsは書き留めていこうと思っています。購入2年目なのにまだ初心者の私がMacプロフェッショナルになっていくさまをみせられるでしょうか!

2011年5月3日火曜日

ひたち海浜公園

嫁さんと付き合っている頃から、GWには必ずひたち海浜公園に行くことになっています。娘の出産前は、毎年前日入りだったんですが、昨年より当日入りに変更になりました。今年は8時半頃出発したにもかかわらず渋滞なんかで到着したのは13時!しかも15時ぐらいから雨が降りだしたのでそれで撤収。帰りも横転している車を横目に事故渋滞にはまりまして、なんというか、自粛ムードどころじゃなくね?みたいな感じで日本経済としてはいいんだろうけど、個人的にはちょっとなーという感じでした。ひたち海浜公園は、例年に比べると人が少なったけど、それは天気の影響もあったんでしょうか。ところどころ震災の被害と見られる道路のひびや凹凸が見られました。

今年は初めて海浜口ゲートから入りました。高速出て那珂港から入るとすぐ。便利。でも、天気悪い。

毎年楽しみにしているネモフィラでしたが、既に見頃は一週間ほど過ぎてしまったようでした。
緑が目立ちます。あとあれだな、写真下手くそだな。

見晴らしの丘の中腹で撮りました。やっぱり緑が目立ちますね。

雨の影響で翼のゲートにもチューリップの方にも行けませんでした。まあ、そんなこともありますね。来年は娘もさらに大きくなっているだろうし、毎年の楽しみな恒例行事ですね。

ONE PIECE 62

知らないうちに発売日。もうONE PIECEの発売日って国民行事に近い感覚ですね。本屋だけじゃなくて、どんなコンビニや駅ナカ売店でも数十冊並んでいるのでどこでも買えてしまいます。
今回は魚人島に到着する話ですが、どうも私にとっては最近の展開のスピード感とキャラクターの複雑な関係性、それと雑多な背景に疲れて一気に全部読み切ることができなくなってきました。50巻ぐらいからその傾向が顕著ですね。いや、決して面白くない訳ではないんですが、すごく体力を使いますね。じっくり噛み砕かないといけないですから。これは描いている方は相当の体力を使っていると思います。
基本的には、いつもざっと1回読んで2回目3回目でじっくりと細部を読み込むことにしてます。今日はまだ1回しか読んでいないのですが、しらほし姫なんていうナイスなキャラがまた出てきましたね。これが私にとってはヒットです。

2011年5月1日日曜日

4月にやったこと

さあ、もう5月になってしまいました。しかし、4月はなんだかちょっと長かったというか、個人的にはそこそこ充実してたんでしょうか。色々と考え始めたこともありますが、34歳一発目としては、いい過ごし方ができた一ヶ月だったんだと思います。こうやって何かを契機にして、何かをやろうともがくことで、色々なものに相乗効果が出るんだと思います。ちょっとした充実感があります。
この一ヶ月で、Twitter、Facebook、BlogといったWEBツールの使い方を大きく変えました。まだ試行錯誤中な部分もありますが、自分のログとしてうまく活用していきたいと考えている最中です。RSSも活用しはじめ、ReadItLater、Instapaperなんかも使い始めました。しかし、こうやって情報をうまく整理しながら吸収していくことで、自分の知識や生活が豊かになるような錯覚に陥っています。錯覚か否かは、実践して検証ですね。これはまた別の機会に書いてみようと思います。
本業の方では、地震の影響で延長されていた本命の新規案件コンペがそろそろ結果が出そうです。しかしながら、相当縮小された結果に終わりそうで、けっこう体力使ったにもかかわらずテンションが下がっています。とにかくどんな形でも受注するという結果を掴みとりたいですね。これ、失注したら真面目にやる気なくなっちゃう。。。
4月は久々にリアルな友人に会う機会もありました。たまにいいけど、気分的には嫌なこともあったり複雑ですね。週末は割と余裕があったので、家族で近場で遊んでいましたが、5月は暖かいので少し遠出でもしたいですね。

2011年4月28日木曜日

仙台出張

仙台に出張に行ってきました。昨年11月にシステム導入をした物流センターですが、納品した庫内の作業用機器や無線アクセスポイントの稼働状況を確認することが目的でした。

新幹線で仙台まで行き、そこから空港方面に向かって電車に乗ったのですが、ところどころ一軒家の屋根瓦が崩れている以外は街は以前と変わらない感じがしました。飲食店もその他の店も普通に営業中。しかし、空港近くの目的地に近づくにつれて、そこが津波に飲み込まれたのがよくわかるように、焦土と化した街並みに変わっていきました。タクシーの運ちゃん曰く、田畑は一度海水に飲み込まれているのでしばらくは使いものにならないと。そして、この写真のように、街路樹なんかも半分枯れている模様でした。至る所で泥や瓦礫が積んであって、自衛隊のトラックもちょくちょく往来していました。物流センター内は、掃除もしてすぐにでも業務を再開できる準備に取り掛かっていましたが、色々と話を聞くと「まさかパソコン流されるなんて思わないですよね・・・」と絶句する現場のリーダーの方がいたり、まだまだ辛い記憶になっているんだという印象でした。

それでも現場は、街は、活気づているように感じました。仙台の街は、一心不乱に復興に向けて立ち上がっているようです。今日仙台に行って、日本人そして人間はすげーなと思いました。多分何度流されても、きっとみんな立ち上がるんだと。

2011年4月25日月曜日

EC2のトラブル、もっと知りたい

 クラウドコンピューティングサービスの大御所、Aamazon EC2が複合的トラブルに見舞われている模様です。発生は21日だったようです(ITmedia:HootSuiteやFoursquareがダウン Amazon EC2にトラブルか)。ここで非常に興味深く思ったのが、記載されているHootSuiteやFoursquareなんていう、現代を代表するようなサービスがAmazon EC2上で動いていたんですねーってこと。しかも、なんらかの二重化対策はなしですか?これって、Amazon EC2とかMS Azureなんていうプラットフォームサービス、PaaSとかIaaSとかっていうサービスに依存しすぎだと思うんですけど、どうなんでしょうか。
そもそも論ですが、TwitterやFacebookに代表されるソーシャルネットワークサービスとそれに衛星的に連なっている多くのサービスっていうのは、ここ5年ぐらいで急激に成長した世界的な社会現象です。こういったサービスは、こちらもここ数年で急成長しているクラウド基盤を利用して相互に利益を享受しながら肥大化してきたようです。Twitterにおける一時期の毎晩のようなネットワーク遅延、略して“くじら現象”はそれを象徴していたように思います。要するに、サービスの内容に対しての社会の高い評価と利用の急増に反して、プラットフォームがそれに追いついていけていないということです。
サービスの肥大化に対してプラットフォームがそれに追いつけない問題は、クラウドと呼ばれるサービスを利用すれば解決されるわけではありませんが、さすがにAmazon EC2なんかは安心感があります。それは、日本のメーカー系、商社系や通信系のSIerが時代に取りこぼされないように急いで始めたけど実態が追いついていない「クラウド」を目の当たりにしてしまうと、やっぱり天下のAmazonは磐石だと思います。あくまで個人的な意見ですけど。
それでも今回のような問題が起こってしまっています。私は英語が読めませんので、日本語のソースをいくつか読んでみると、どうもネットワーク障害に起因してハードウェアのおせっかい機能が大量に発生してリソース不足に陥ったようですね(日経新聞:Amazon EC2の障害、外付けストレージの復旧が長引く←日経一番詳しい!)。おそらく巨大なシステム構成で運営されているAmazon EC2だと思うのですが、それぞれの機器は連なっていて独立させることが難解なほど肥大化しているんじゃないでしょうか。どんな構成なのか非常に興味あるところですが、全貌はどうやったって見えないんでしょうね。
23日時点のステータスでは、EC2とデータベースサービスのRDSが動いていないようです。個人的には、このステータス情報ページ見るだけでも、Amazonのサービス基盤に色々な思いを馳せてしまいます。

2011年4月21日木曜日

スペック(2011/4/21版)

笹木紅葉(本名に当て字したHN、WEB上ではfbも含めてこれで通してます) / 34歳

職業:システム営業。物流に特化したシステム構築やらシステムサービスを提供するベンチャー企業に勤めています。新卒入社して10年目(PG+SEを6年、営業を3年)。全国に点在する倉庫にシステムや機器を導入するため、日本全国色々なところに出没します。でも、営業活動中心のときは関東近郊ばかり、最近その傾向・・・。ただいま将来に向けて絶賛迷走中。
家族:嫁(2009/5に結婚)と娘(2010/1生の1歳)
PRIVATEスペック:MacBook Pro(2.26GHz Intel Core 2 Duo / 4GB / まだLeopard・・・)
WORKスペック:VAIO X
常備品:iPhone4 / Canon IXY30s / iPod 80GB(第5世代) / OMEGA PILOT
Tools:Google Chrome / Gmail / iTunes / Javie / iPhoto / iMovie
趣味:音楽、特にJRockでロキノン系と呼ばれるアーティストをひいきにしています。
興味:ITビジネス全般 / 外食産業 / 流通産業 / 小売全般 / ロジスティクス / Web / 芸能ニュース / みんなの党
人:松田公太 / 熊谷俊人 / 巻誠一郎 / 磯山さやか / 大島優子
漫画:新宿スワン / ONE PIECE

はてぶ:http://b.hatena.ne.jp/koyossk
一日一曲音楽番長:http://d.hatena.ne.jp/koyossk

浜田川.com

34歳の誕生日を機にこの浜田川.comを立ち上げることにしました。浜田川とは千葉市の花見川と並行して流れる二級河川で、その川の側に自宅を構えていることからドメインを取得して勝手にサイト名にしてしまいました。実は、船橋のとある川の名前のドメイン名も持っているのですが、なぜ川にこだわっているかというと、amazon.comを意識していつかビジネス的に成功してやろうと野望があるからです、と恥ずかしいことを書いておきます。


そもそも個人的経緯からすると、blogを使っての情報発信という意味では、2003年からNTTデータのdoblogを使って『若手サラリーマン哀歌』というblogを4年ほど続けていたのが最初になると思います。その頃は日々の思いや仕事のこと、エンジニアでしたので技術的な備忘録、それと好きな音楽の話を好き勝手に垂れ流すのが中心でした。doblogは昨年サービスを終了しましたので、ログは私の古い外付けHDDのどこかにいかないと見られませんね。たまに見返すとけっこう面白いもんですよね。実は学生時代からWEBを使った情報発信はいろいろな形でしていましたが、ここでは詳細は省きます。
2007年5月からはてなダイアリー上で『一日一曲音楽番長』というblogを始めました。これは、『若手サラリーマン哀歌』とは違った角度から、毎日好きな音楽を少しずつ紹介していきたいという思いで、あえてdoblogとは別の次元で始めたものでした。しかし、当初の思いに反して、いつの間にか一曲を定義だけして好き勝手書くblogになってしまいました。しかも文章すら書かないでCDのリンクだけ貼ってる日が8割を占めるここ最近の更新事情www。これからがんばろ。
そういう事情から、ここらで本来の形に戻した上で、自らのWEBを含む生活に形を作りたいと考え新たにこういう形でサイトを立ち上げることにしたのです。たまたま誕生日というタイミングもあり、仕事、プライベート、考え方、日々の過ごし方、生き方そのものに焦りや変化、いろいろな欲求が出てきている中でもあり、何かのきっかけにでもしていけるような、そういうサイトにしたいと密かに思っています。

  • 物理的、デジタル問わず整理整頓という行為がすごく苦手で、そういう整理整頓のための場所にすること
  • 文章力の弱くなってしまった自分に対し、きちんと人に伝える有意義な文章を意識して書くこと
  • 無理に更新せず、伝えたいことや留めておきたいことを自由に記録すること
なんかを趣旨としたいと思っています。

先に書いた二種類のblogを含む私の過去のWEBログは、自らの素性を明かさず、思いの丈を残していっていたものでしたが、ここは、可能な限りオープンに記録をしたいと思っています。そうすることで、今感じていることや残したログに責任を持とう、と、今日そういう思いで開始します。


2011年4月21日 浜田川.com開設に寄せて